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禁煙の挫折
禁煙に挫折はつきものですが、どうして失敗しやすいんでしょうね。
これは前述した内容にもそのヒントが隠されていますが、薬物依存と精神的依存の2種類が関係していて、しかもそれが喫煙者本人が自覚できないところにあります。喫煙習慣の本質はニコチン依存症であり、本人の意志の力だけで長期間の禁煙ができる喫煙者はごくわずかであることは事実。
欧米ではニコチン依存症を「再発しやすいが、繰り返し治療することにより完治しうる慢性疾患」と捉えているそうです。慢性疾患。なるほどと思いませんか?
おおくの方が禁煙してもまた始めてしまう理由に、環境が上げられるでしょう。まず職場にタバコを吸う同僚がいた場合、やはり影響はあるはずですよね。
習慣は食後の休憩とか、仕事でもある決まった時間とかとにかく、パブロフの犬のように条件反射のようにタバコを口にくわえるというのも、なかなか習慣を変えるのがむずかしいように思えます。
その他、タバコに変る代替え手段が思いつかないというのも、ひとつにはありますね。とにかく個人の努力と意思だけでは貫徹は困難なのは、それが慢性疾患だからというのもうなずけます。
喫煙者の多くは実は「煙草をおいしいと思ってるわけじゃない」という意見が多いのも面白いですよね。事実、葉巻人口は少ないのに、シガレット(紙巻きタバコ)の人口が圧倒的です。銘柄を決めると変えないというのも、それが強い習慣性に裏付けられているともいえます。
喫煙という行為はただ中毒症状を一時的に緩和するだけの事であり、煙草自体はおいしいモノではない・・結構これが喫煙の理由かも知れませんね。実は喫煙者自身もそういう自覚がない(煙草はおいしいから吸っていると思い込んでいる)ため、禁煙の妨げになる場合もあるかもしれません。
禁煙方法では敢えて書きませんでしたが、「禁煙マラソン」というのがありますが、別に禁煙のストレスをマラソンという運動に置き換えるわけではなく、「禁煙した人」が、「これから禁煙する人」をサポートすることのようです。つまりコミュニティー。
集団治療ですね。
これはその場所を提供されているうちは、それが必然的な禁煙理由ですが、場所が無くなると充足感を満たすために喫煙に戻る可能性があります。
しかしちょっと疑問ですが、本当にタバコはうまくないと思っているのでしょうか?
そもそもタバコの銘柄を一人一人固定して、ずっと同じものを吸い続ける方が多いですよね。趣向に個人差があるわけですし、百種類はあろうかと思うほど銘柄は多いのに、変えようとはしません。
実は「不味いと感じるまでタバコは吸い続けない」程度でほどほどに付き合うため、ココが一番禁煙を妨げているように思います。害が無い程度にタバコを吸う方がほとんどではないでしょうか?私はそこそこのニコチン含有量のタバコから、強烈にタールもニコチン量も多い両切りタバコを吸うようになってから、タバコはやめましたが、吸い過ぎると気分が悪くなるのを経験して、そこから禁煙すると案外意思の継続もそう辛くはありませんでした。
嫌気がさしたわけですね。
ほどほどに付き合うといっても、医学的にタバコの効能はほぼ健康に悪いことばかりです。確実にガンの可能性は高い。
この微妙な快感がくせ者ですね。わたしの場合はそこに苦痛をもってきたわけです。正直やめようという意識だけでは、絶対禁煙は出来ません。これは医者も認めるところです。「慢性疾患」ですからね。
我慢だけで禁煙を開始して2週間後くらいから、ストレスで心身共に様々な症状が現れまして、かなりやられてしまい心療内科に通院するほど禁煙で苦しむ方も中にはいるようですね。この場合、失敗の原因は突然の習慣の切断とニコチン依存による一種の禁断症状でしょう。そもそも「タバコが吸えない」という意識がありますし、我慢だけですから、タバコに変る代替え手段が何もありません。
失敗する一番のポイントは「我慢だけではダメ」ということ。タバコが失われただけでは絶対失敗します。とりあえず禁煙半年という区切りまでは我慢というのは、経験上無理がありますね。
タバコを吸いながら禁煙は可能か?というと、これもまたあり得ない話ですが、しかし節煙という方向から禁煙に移るのは、人によっては可能のようで、わたしの身の回りにも何人かいました。ただし元々タバコの量はかなり少ない人達であることはいっておきます。
完全にタバコを断つことが第一歩ですが、ニコチンを摂取してタバコは吸わないということで、タバコの習慣性とニコチン依存を切り分けるというのは前回でも書いてますよね。問題はニコチン依存を医者に頼らずどう我慢できるか、ということでしょうか。
代替えに普通のガムとかアメは正直言ってあまり効果はありません。ニコチンを断っていることにかわりがないので、禁断症状というか、そういったストレスは感じるわけです。必要以上に口に入れてそっちの方で出費がかさむなんてこともあり、本末転倒。
ニコチンの代替え手段として、市販の禁煙ガム(ニコチン製剤)が普通に変えるようになったので、計画的に行えばこの依存症はある程度防げますが、職場環境は人間関係と絡み合うので、難しいこともあるでしょう。特に禁煙すると途端に少数派になることもありますから。
一番良いのはタバコを吸うことがとても面倒で、努力をしないと据えない状況があれば一番良いのかも知れません。喫煙の始まりが両親の影響が大きいというデーターもありますから、環境の改善は禁煙の第一歩かも知れませんよね。